Linux パッチ配布構成の作成と編集

Linux パッチ配布構成により、パッチ配布をどのように実行するかを定義します。 新しいコンテンツレスな Linux パッチ適用方法の場合と、以前のコンテンツ ベースのパッチ適用方法の場合で、それぞれ別のパッチ配布構成があります。 新しいコンテンツレスなパッチ適用方法では、すべてのパッチ配布構成の一部として、不足しているすべてのパッチを調べるパッチスキャンが実行されます。

Security Controls には、すべてを更新という名前の定義済み構成が1つ用意されています。 この構成は、パッチ スキャンで不足していると特定されたすべてのパッチをエージェントが配布することを指定します。 パッチ グループは使用されず、配布後の再起動は実行されません。

この定義済み構成は編集できません。 この定義済み構成ではニーズが満たされない場合は、カスタム構成を作成できます。作成方法は、以下に、コンテンツレスなパッチ適用の場合と、コンテンツ ベースのパッチ適用の場合とで、別々に説明されています。

配布はYUM を使用して実行される

YUM (Yellowdog Updater Modified) は、公式 Red Hat および CentOS ソフトウェア レポジトリからの RPM パッケージの取得、インストール、および管理に使用されるコマンド ライン ユーティリティです。 エージェントは、パッチの配布が必要になると、YUM に対してそのパッチをダウンロードおよびインストールするよう指示することによって、配布を行います。 Linux クライアント コンピュータがオフライン ネットワーク上に ある場合、エージェントは YUM を使用できませんので、管理者が1つ以上のローカル レポジトリを設定する必要があります。